三重苦

立てばO脚座れば猫背 歩く姿は猿人類のジャニヲタです。KinKiに溺愛

拝啓、創作をする女ヲタクたちへー後編

前回、「女ヲタクたち、KinKiの曲きっと好き」説を提唱し、鼻息荒くKinKi曲の良さを熱弁したが、今回はその後半戦といきたい。(何と戦っているかは自分でも分からない)

 

knmtmtk.hatenablog.com

 

に続き、以下の内容でお送りします。

 

 

スパダリ編

いいさ 落ち込んでだれかを傷つけたいなら 迷うことなく ぼくを選べばいい さびしさの嵐のあとで きみの笑顔を さがしてあげるよ

 

懐が深淵のように深いな!?!?!?!?!?

 

八つ当たりされたら誰でもムカつくよね?例え好きな人からだとしても。

でも彼は違います。進んでサンドバッグになることを望みます。さらに笑顔にしてくれるとまで言うのです。圧倒的母性。スパダリというよりもはや大聖母である。

ここは剛さんパートですが、ライブで「ぼく」を「つよし」に変えて歌ったことがあります。

そんなもう…ヤダ~……///

 

選び倒すぞ

 

 皆がお前の事 癖のある女と 言うけれど 分かっちゃないぜ

曲全体をみると「振り向け!ビッチ!編」にもカテゴライズできそうですが、この1節のスパダリ具合に注目してほしいんです。「お前を扱えるのは俺だけ」感。俺様キャラ好きな夢女には堪らなくない??俺様攻め×こじらせ受け好きヲタク、堪らなくない????

 

あとこれはどうあがいても私情になってしまって申し訳ないのですが

単純に私が堂本光一に言われたいだけ(私情オブ私情)

 

年上×年下編

ぼくを大人にしたのはきみさ こんなつらい孤独やさびしさで

伝わりますか、このエロス。

美少年からの「ぼくを大人にしたのはきみさ」発言。

今まで恋愛は美しく楽しいものと思っていたのに、きみのせいで苦みを知った。きみに教えられてしまった。

 

ショタコン、息してる?

 

あと、歌詞を原文ままで打ってた時、震えた。何故かって、ひらがなの多いこと…!

敢えてあどけなさを残しているのでしょうか。もう徹底してショタコンを殺しにかかっている。怖い。

 

オシャ雰囲気編

ちょっと陰のある独特の世界観を持つ曲。

爆裂的にカテゴリ名のセンスがないのは許してほしい。

 

出、出~~~~作詞:堂本剛/作曲:堂本光一 奴~~~~~~~~~~~~

2人の合作はドラマチックの最終兵器と言っていいほどドラマチックを極めています。

この曲も、歌詞を全部抜粋したいくらいドラマチック。見てくださいよ。これが堂本剛さんの真骨頂です。

そんな眼は捨てておいで あの冬あなたが云ったの

銀河の果て 堕ちないで 輝いてて 夜にもたれていて

めちゃくちゃドラマチックな上に汎用性が高い。あの推しにも、あのカプにも、あのシチュエーションにも使えます。

推しの数だけあなたの恋涙があります。

 

ちなみに合作といえば、KinKiヲタクに「愛のかたまり」の話をすると高確率で喜ばれるのでご参考までに。

 

 

これはちょっと趣旨から外れますが、世界観が大っ………………好きすぎるので書きます。淡い白昼夢みたいな、でもちょっと青くさい不思議な雰囲気。この曲も好きな歌詞が多すぎて選べない。

 

前半はちょっと低血圧な感じなんですよ。

黙りこくった時が ほら しゃがみこむよ

誰かぼくの胸のナイフを静かに抜いてくれ

ソーダ色した風に はしゃぐ君のスカート 不思議

ゆっくり静かに炎がくすぶるような恋心。からの、どストレートな「君が欲しい」の連呼に、隆ィ~~~~!(※作詞者)という気持ちにならざるを得ない。

作詞者の松本さんは、昨年 紫綬褒章を受章したことでも話題になりましたね。硝子の少年薄荷キャンディーも、前編の冒頭で紹介したスワンソングも松本さん作詞です。ドラマチックの巨匠!!!!!!!

 

心覗く望遠鏡があったら素敵だね

このフレーズが本当に好きで。短い言葉に、「気になるあの子の本心が知りたい」という恋心と、望遠鏡という道具に例えるロマンチックさと、でも「あったら素敵だね」くらいのさらっとしたテンションがぜんぶ表現されてて!!!!隆ィ~~~~~~!!!!!

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KinKi Kids楽曲のストーリー性の高さ、表現の逸材さ、伝わったでしょうか。

これこそが、ヲタクの創作意欲を掻き立てる原動力になるのではないかと。

偉大な作曲家・作詞家の方々の楽曲提供。そしてKinKi Kids2人の表現力や、愁いを帯びた歌声が、この独特の世界観をつくります。

私もね、顔が良い顔が良い連呼してるけど、2人の作品も含めて魅了されてるんですよ。顔も最高だけど。

 

ちなみに今回紹介した曲の収録アルバムをまとめました。

みんな聴こうね!!!!!!良曲たくさんだよ!!!!!!!!

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スワンソングJ album / The BEST

Cool Beauty: L album

欲望のレイン: D album

スッピンGirl: B album

Black Joke: I album

全部だきしめて: C album / KinKi Single Selection / The BEST

-so young blues-: E album

雨のmelody: KinKi Single Selection / 39 / M album / The BEST

恋涙: H album

KISSからはじまるミステリー: A album / 39

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記事を書いているうちに日付を跨ぎました!

堂本剛さま、お誕生日おめでとうございます!!

ご生誕いただき、誠にありがとうございます!!!

拝啓、創作をする女ヲタクたちへー前編

初めてのBLは小3、初めての二次創作は小6というゴリゴリのヲタクこと私だが、同じ女ヲタクの立場から女ヲタクたちへ伝えたいことがある。

 

 

 

 

KinKi Kidsの曲を聞いてくれ

 

 

たぶんヲタクは好き

 

 

 

さらに言うと、趣味嗜好がややこじらせ目だとドンピシャじゃないかなと思う。

 

 

例えばこれ

 

聞いて私たち 生きてる重みは 自分で背負うの 手伝いはいらない

 ースワンソング全歌詞

 

 

ヲタク、好きじゃろ???(偏見)

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このワンフレーズで、例えば「両想いの2人なのに、お互い自立した大人ぶって、相手と結ばれることを避ける」というシチュエーションが想像できる。

 

ヲタクが大好きな「両片想い」ってやつですね

 

恋仲における葛藤・すれ違い・結ばれそうで結ばれないもどかしさ………

すべてがこの一文に凝縮されている。 

「手伝いはいらない」とか言う割には相手を突き放し切れていない。その気持ちが「聞いて」という語りかけの口調から感じ取れる。聞いてほしいんです。ただの強がりなんです。

 

 歌詞も良いけど2人の最高のビジュアルも見てくれ

 

 ここから先はカテゴリ別にオススメの曲を紹介していきたい。

ヲタクも腐女子も夢女子も、創作意欲や妄想のネタになれば。

 

 

振り向け!ビッチ!偏

素肌見せても素顔は絶対に見せたりはしない

素性の知れないやり手のビッチとイケナイ遊戯★

この主人公は遊びだと承知の上なので「振り向け!」とまでは思っていないだろうが、どこか同情のようなものを感じます。

鋭いツメで刺す不埒な痛み

ここがめっっっっちゃエロい。すき。

 

ちなみにLコンでは白王子衣装のKinKiが腰を使い踊りながら 伏し目がちにこの曲を歌います。

お願いだから観て。DVD貸すから。

 

真剣に誰も愛せない それは君の弱さ

こちらの主人公はまだ少し幼くて、他の男へのジェラシーがメラメラ。

想い人が不特定多数と関係を持つことに対し、「君の弱さ」と憐れむように見えて、実は少し恨み節も入っているんじゃないかと。

可愛い~~~~ちょう一生懸命じゃん~~~~~~~~

主人公の彼は、相手のビッチにぼろ雑巾のように扱われてとにかく不幸になって欲しいけど、見ているこちらの心がだんだん痛くなるので、最終的に他の誠実な人がどん底から救い上げてほしい。もしくはビッチが改心する。ハッピーエンド厨な。

 

トモダチから恋人へ…編

想い人は、ちょっと背伸びして理想の人と付き合っている。一生懸命流行りに合わせて、周りに合わせて、だんだん疲弊していく彼女の様子を見て「僕の方が君の素顔を知ってる」とヤキモキ。結局彼女はフラれてしまうのだが、その時の「僕」が最高なんです。

公園の蛇口でフラれた涙洗う君は バンダナを貸してと ちゃんとワガママでイイ

「ちゃんとワガママでイイ」て!!!!!!!!!!

 私だったらバンダナを何十枚でも借りますね。

 

ちなみにスッピンを見られて焦る女の子に対するKinKiの反応は

剛「SKⅡ?」

光一「大丈夫だいじょぶ!俺視力0.02!!」

堂本兄弟調べ

 

これ。もう個人的にツボ満載なのでちょっと長くなります。

 

 ぜんぜん恋愛対象外のニクらしい軽口

 

悪友同士で、それぞれにはそれぞれの恋人(想い人?)がいる。気の置けない二人だけど、恋愛関係になることは無い。どちらかが恋人にフラれた時は散々ネタにできちゃうくらいフランク。

 

ところがある時、偶然にも同じタイミングでフリーになる。

 

ワルイ冗談かそれとも運命かふたりでひとりぼっちさ

 

相手の笑顔や弱った姿が気になってしまう。たぶんね、主人公の方から「じゃあ付き合う?」みたいなことを言ったんですよ。「ねーよwww」って笑い飛ばされるのを想像して。でも思った以上に本気の目で見つめ返されちゃったんでしょうね。

 

そんな目をすんなよ(中略)笑い飛ばそうとしたまま抱きしめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えんだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いあ~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

いつもこのタイミングで私の中のホイットニーヒューストンが暴れ出します。

もうね、不意打ちハグのシーンが映像化されるの。頭の中で。全米が泣くの。

 

まだまだ紹介したい曲がたくさんありますが、

思った以上に長くなってしまったので次回へ持越しです。

 

次回は 

スパダリ編

年上×年下編

オシャ雰囲気編 (予定)

 

へ、続きます。暑苦しくてごめんな。

 

(追記)

続きました

knmtmtk.hatenablog.com

 

 

自担を初めて生で見た話

もとい、堂本光一に初めて謁見した話

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自担を生で見るの、怖い

昨年の秋に突然KinKi Kidsという沼に落ちた私は、数ヶ月後にあたる2/21の夜、まんまと堂本光一さんの舞台「Endless shock」の観客席に座っていた。しかも前から2列目。当選が分かった日は手が震えた。人は嬉しさがキャパオーバーすると、本当に手が震えるんだと知った。

 

ただ、手放しには喜べなかった。なぜなら、今までは自担を画面越しに見ることで、フィクションとして距離を置いて楽しむことができたのに、生で見てしまったら「実在する人」という実感が湧いてしまうから。もっと言えば、実在するのに絶対に手が届かない人だと思い知らされてしまうからだ。事実、当選が決まる前からこんなツイートをぶちかましている。

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不安をよそに、その日はやってくる。帝国劇場の舞台から数メートル先の観客席で、KinKiファン歴の長い幼馴染と開幕を待っていた。私たちはパンフレットの光一さんの美しさに、一度開いてそっ閉じしてを繰り返していた。テンションがおかしくなってKinKiの曲のイントロクイズ(口頭)も始めた。とにかく混乱していた。 

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光一さんの写真の美しさに語彙力が死に、「ハイ~~~!」しか言えないヲタクの図

 

 

現実、見えませーーん!

舞台の内容や考察については、もっと深く語れるファンの方にお任せしようと思う。ここでは、ただ私が自担を目の当たりにした感想を素直に書き綴りたい。

 

18:00開幕。

光一さんが現れた瞬間、「あっ画面の中で見たまんまだ」と思った。コンサートDVDで、テレビ番組で、何度も見たその姿と寸分も違わなかった。歌う時にちょっと前かがみになる仕草も、力む時にはっきり浮かび上がる首筋も、そのまんまだ。

ただ2点だけ、「これはあまり見たことがないぞ」と思ったのが、キラッキラの笑顔と怒号。10代や20代の頃のキラキラアイドルスマイルは、今や「現実見ろよ!」「観客席、見えませーん!見てませーん!」の超現実主義パフォーマンスの陰に身を潜め、ラジオをやれば相方にお経と言われるほどのローテンションを貫く。そんな彼が、舞台の上でキラキラという形容詞しかつけようがない笑顔を披露し、空気がビリビリ震えそうなくらい緊迫した怒号を響かせる。ちょっと新鮮だった。

 

間の休憩で一旦幕が降りる。

私も幼馴染も、口がきけなかった。動けずにただ座って呆然としていた。トイレが混むから、一刻も早く席を立って列に並ばなくちゃいけないのに、できなかった。

直前の演目はJapanesque show。あの有名な、殺陣と階段落ちのシーンだ。エネルギーに圧倒され、世界観に引き込まれ、現実に戻るのに時間がかかってしまったのだ。普段あれだけ「現実見ろよ!」と言うくせに、こんなにガッツリ作品の世界観に引き込むなんてずるい。

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情緒が不安定になるヲタクの図

 

 

そしてフィナーレへ

物語が進み、舞台の見せ場が続くと、終わりが近いことが感覚的に分かる。私は焦り、悲しかった。こんなに近くで堂本光一という人間を見れることなんか、もう一生ないと思ったから。最初で最後の時間が終わってしまう。もう目の前から消えてしまう…

 

一通り演目が終わった後のカーテンコール。出演者が横一列に舞台に並び、そこに並行するように観客が立ち上がって拍手を送る。

立ちながら舞台を見ると、改めて距離の近さに驚いた。校長先生から大きな演台越しに卒業証書をもらう時くらいの距離だったと思う。※かなり思い出補正されてるよ!

 

 

KinKiファンはきっとドM

心配していた「実在する人」実感問題は、そんなに深刻ではなかった。あんなに近距離で光一さんを見たのに、不思議と現実感が無かったからだ。容姿の美しさが現実離れしていたせいだと思ったが、どうやらそれだけではないらしい。

 

後になって気付いたのだけど、私が見ていたのはあくまで「Endless shockの主人公であるコウイチ」だったんだ。そこに堂本光一は居なかった。居たけど居なかった。私が堂本光一を見たのは、アドリブで少し素に戻った瞬間と、最後の挨拶の瞬間だけに過ぎない。彼が完璧に演じ上げたコウイチという架空の人物が、私から現実感を奪った。それほどに役が憑依していたのだろう。やっぱり、現実を見せない彼はずるかった。

 

帝劇の閉幕ともに、私の初・自担謁見イベントも幕を下ろした。もう二度とあの距離で見ることは出来ないとセンチメンタルになったものの、やっぱりもう一度間近で見てみたい。欲を言えば、堂本剛も揃ったKinKi Kidsを近くで見てみたい。

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まぁでもきっと距離じゃないんだよね

 

現実に戻るのが難しいくらいの夢を見せておきながら、現実見ろよ!なんて、とんだハードな試練である。なんてアイドルだ。私を含めKinKiファンはドMに違いない。

 

 

自担を持つみんなに幸あれ

色々ごちゃごちゃ書き綴ったが、総括するとやっぱりこの一言に尽きる。

 

生で見る自担、まじで超最高にかっこいい

 

だから、アイドルであれアーティストであれ演者であれ、推しがいる全ての人に、好きな人(達)の生のパフォーマンスを見る機会ができるだけたくさんあればと願わずにはいられない。

 

余談:「光一くんの舞台観に行く(行った)んです」と周りに話すと、みんなして「あの階段から落ちるやつ?」と返してくるの面白すぎる